一般的にコピー機と呼ばれているものは、複写機と呼ばれるもので、原稿や本などの文字や絵などを複写するための装置です。このコピー機が、商業用として初めて開発されたのは1779年にイギリスの発明家であり、機械技術士であったジェームズ・ワットの発明によるもので、それまで複写の技術そのものは存在していましたが、大量に複写することは困難でした。

紙複写行う手法そのものは、カメラ技術のもととなったピンホール現象によるもので、光は小さな穴に通すことで屈折し、外の風景などを壁に映し出すことができたのです。この光の屈折をすりガラスに写しだすことで、上に薄い紙などを置き、上からなぞって書くことで風景画を模写できたため、画家などがこの方法で風景の模写を行っていました。その後、商業用のコピー機が開発されるまで、複数のペンを連結した機械などが開発されましたが、あまり有用な手段とは言えませんでした。

ワットの発明した複写機は、20世紀に入っても使用されており、インクのしみやすい紙を用いて、これに別の紙を重ね圧力をかけて写し取るという方法でした。手法的には活版印刷よく似たやりかたで、コピープレスと呼ばれていたものです。現在は、ジアゾ式複写機とPPC複写機の2種類があり、主流となっているのはPPC複写機と呼ばれるタイプの複写機です。ジアゾ複写機は、一般的には青焼き複写機とも呼ばれ、PPC複写機を白焼き複写機と呼ぶこともあります。

コピー機の利便性

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